[h:詰将棋メーカーにおける既発表作投稿ルール]
詰将棋メーカーにおける既発表作の投稿ルールはすでに存在しており、明確に可としています。
あちこちの媒体に散らばっている作品のアーカイブとして、あるいは自信作をより多くの人に見てもらい、感想やアドバイスをもらいたいと言った場合に有用なポリシーであると考えています。
既発表作の投稿は必ずしも現在の主要な利用目的ではないかもしれませんが、多くのユーザに受け入れられており、有効に機能しているのではないかと思います。
議論の中心になっているのは投稿の是非そのものではなく、投稿された既発表作の評価をどうすべきかと言うことだったようです。
[h: 詰将棋メーカーにおける評価とは]
詰将棋メーカーにおける評価はユーザが感動・感心した場合に「いいね」ボタンを押すシステムですが、個人ごとの基準やその時点の投稿状況等ばらつきも大きく、必ずしも作品の芸術性を正確に示す指標とは言えません (残念ながら埋もれてしまっている傑作もたくさんあります)。
ですがそれ自体が無意味と言うわけではなく、誤解を恐れずに定義するなら詰将棋メーカーにおける作品の評価とは、その作品がユーザに与えた感動の総和であると言えるのではないでしょうか。
知識や価値観が多様なユーザがその文脈において感動した場合にボタンを押して、それが積み重なって作品の評価とされます。
その場合、必ずしも芸術性とマッチしないのはある意味当然で、しかしそれが悪いと言うわけではありません。
個々の判断基準は当然自由であるべきで、それは既発表作である場合でもそうです。
既発表作は評価しないよ、と言うポリシーも理解できますし、既発表作であっても自分は初めて見たので感動した、と言うこともありうるかと思います。
また一概に既発表作と言っても、すでにどこかで入賞した作品と、部誌や仲間内の飲み会で披露された “既発表作" では同じ人でも受け取り方が異なりうるかと思います。
重要なのは既発表作かどうかではなく、全ての人が共通の文脈でフェアに評価できる事ではないかと考えています。
[h:新たなルールの追加]
今後は、既発表作の投稿の際は説明文等に初出情報を記入することをルールに追加したいと思います。
ヘルプ: 投稿できるもの help#allowed-post
以下は投稿可能です。
・既発表作
-> ・既発表作 (投稿時は初出を説明文等に明示してください)
変更はこれだけですが、以下のメリットがあります
・閲覧ユーザが発表状況と自身のポリシーに基づいてフェアな評価ができる
・すでに多くの作家が行っているため、大規模な対応が不要
・明示化することで指針がはっきりする
ランキングやベストセレクションからの除外は行いません。
既発表作であることを明示された上でユーザが感動したのならばそれはフェアな結果と言っていいと思います。
[sh:お願い]
どのようなアプリでもヘルプページはめったに読まれないものです。
もしルールを知らない・うっかり忘れてしまった投稿に気づかれた場合、コメントや検証要望でやさしく教えてあげてください。
[h:その他]
[sh:任意タグやフラグは?]
フラグ (投稿フォームのチェックボックス等) や任意タグで明示することも検討しましたが、
・既発表作であることがわかっても初出の情報も重要なので結局二度手間になること
・これまでに投稿された作品への対応
・「既発表作」タグの利用シチュエーションがあまりなさそうなこと
から見送っています。
また、既発表作を投稿する際、作者が自信を持っている傑作であることが多いかと思います。
その場合にケチをつけるようなバッジやアラートを表示するのは不粋ではないか、と考えています。
[sh:看寿賞作品がベストセレクションを独占するのでは?]
上で述べたように、詰将棋メーカーにおける評価は文脈依存で、看寿賞作品のような多くの人がすでにチェックしているような有名作品がベストセレクションを独占する可能性は低いのではと考えています (どなたか、試しに投稿してもらえますか?)。
現状のようにたまに既発表作の傑作が混ざるのはむしろ健全で特に問題視する必要はないはずです。
万が一、既存の有名作品ばかりが上位を占めるような事態が生じたなら、その時に改めて対応を行うべきかと思います。起こるか分からないトラブルを恐れて、先んじて多くのルールを設けてしまうと、結果として誰もが使いにくい窮屈なサービスになってしまいます。
[h:おわりに]
見回してみるに、明確に既発表作を投稿可としている媒体はあまりないようです。
そのことが、ある方にとっては便利に感じられ、また他の方にとっては違和感を引き起こしている理由なのかなと思います。
ただ、中にはそういう媒体があったほうが便利ではあるし、コミュニティ全体にとっても有意義なのではないかと思います。
もちろん、今回のことに限らずルールというのは一度決めたらそのままでいいと言うことはなく、状況に応じて微調整が必要になることもあるかと思いますし、その際はまた調整していきたいと考えています。