[h: 基本情報編]
[sh: 01.作家としての活動名は?]
Coughing。由来は創作を始めたときに風邪をこじらせてずっと咳(cough)してたから。他に赤石夕(せきせきせき)の名義の作品があります。名前を考えるのは苦手ですね、作品のタイトル決めでもいつも困ってます。
[sh: 02.創作歴はどれくらい?]
1年と9ヶ月くらいかな。厳密には小学生の夏休みの自由研究で手筋ものをちょっと作ったことがあるけど、まともに始めたのは最近です。
[sh: 03.詰将棋を始めたきっかけは?]
新しい趣味を開拓したくて、手を出しやすそうだったので。
[sh: 04.指将棋はしますか?]
歴はそこそこですが腕前はそれほどでも。メーカーで解く時はヒント連打してます(笑)。
[sh: 05.将棋以外の趣味はありますか?]
プロ野球と大相撲。最近は麻雀のルールわかんないのにMリーグ見てます。
[sh: 06.自分の作風を一言で表すと?]
狙いの手順、妙手を実現することを第一としているところかな。あとは狭いところで何かやるより盤面広く駒が躍動する作品の方が作ってて好きかもしれない。
[sh: 07.自作で一番のお気に入りは?]
#p29mbfltezかな。創作初期は普通の手筋ものを作っていて、これは自分の中ではかなり上手く作れたと思ってる。あとはこれ#7tvtsj7jpqかな。馬捨てから龍をじっと寄る感触が好み。どちらもいいね数は伸びなかった(笑)。
ついでに手順を簡略化した改案を考えてみた↓
[h: 創作編]
[sh: 08.よく作るテーマは?]
特定のテーマを好んで作ったりはしないのですが、何だかんだで打歩詰絡みが多いと思います。
[sh: 09.得意な手数帯は?]
20〜30手台が多いかな。収束がグダってるだけで本質的には10手台相当の内容が多いと思う。一桁台はあんま作ってないですね。
[sh: 10.どこに投稿していることが多い?]
ほぼメーカーです。
[sh: 11.どんなときに詰将棋ができますか?]
通勤時間や昼休みに作ることが多いです。
[sh: 12.逆算と正算、どちらが多い?]
中心手順を正算で作って、序や装飾を逆算で入れる感じです。正算作家の常で、収束がまとまらなくて手数がいつも無駄に伸びます。
[sh: 13.創作で大事にしていることは?]
実践できてるかどうかは別として、狙いの手順を引き立てるための演出は意識してます。演出が弱いとせっかくの手順が映えず妙味が薄れてしまうので。手順の密度も意識していて、なるべく凡手が連続しないようにと思ってます。
[sh: 14.逆にあまり重視してないことは?]
配置の広がりは気にしてないですね。枚数や棋形はこう見えて結構気にしてます。自陣成駒もなるべく避けるようにしています。
[h: 鑑賞・交流編]
[sh: 15.いいなと思う作品の特徴は?]
ストーリー性のある作品が好きです。普通に攻めると詰まない紛れがあって、工夫した攻めをしたら玉方の妙防が出て、それを更に妙手で切り返して、と攻防のラリーが続く構成が理想。細かい変化伏線が仕込まれてたりするとなお良し。
[sh: 16.詰将棋関連でよく見るメディアは?]
風みどりさんのサイトにはとてもお世話になっています。詰将棋メモからキャッチできる情報はなるべく追いかけてます。過去作をフォローするために、詰将棋博物館、詰将棋一番星、詰将棋おもちゃ箱もよく見てます。詰パラ本誌、将棋情報局ももちろん。あとメディアではないかもですが同一作検索は欠かせない存在です。
[sh: 17.会合には参加していますか?]
してないですね〜人見知りなのでなかなか(汗)
[sh: 18.交流のある作家さんはいますか?]
メーカーでコメントのやり取りが多いのはスサヒドーパーアライさん、シナトラさん、盤上の狼さん。コメントのやり取りは多くなくても、メーカーで活動している方々の存在は刺激になってます。
[sh: 19.影響を受けた作家さんはいますか?]
三代伊藤宗看と伊藤看寿ですかね。創作初期に将棋無双と将棋図巧をよく並べていたので、自作にも大いに影響してると思います。
[h: 好きな○○編]
[sh: 20.好きな駒は?]
割と満遍なくいろんな駒を使ってると思う。どちらかというと歩を使う作品が多いかもしれない。自分は歩を使う手にあんまり忌避感がないというのはあります。
[sh: 21.好きなテーマや手筋は?]
特定のテーマや手筋というより、それらの複合に興味があります。どういう組み合わせにすると見応えのある攻防を演出できるのかを考えてます。
[sh: 22.好きな作家さんは?]
詰将棋作家は凄い人が多すぎて誰とは言いづらい。人として興味があるのは九代大橋宗桂かも。家元の重責を背負って、三代伊藤宗看と伊藤看寿という偉大すぎる2人の背中をどんな気分で追いかけ続けたのだろうと思う。
[sh: 23.好きな古典作品は?]
好きな作品が多すぎて選べない…。あえて選ぶとしたらこの辺りだろうか。
将棋無双第89番
創作初期に「変化伏線」という概念を教えてくれた思い出の作品。打歩禁と二歩禁の二重苦を解消する主題の妙手順も素晴らしい傑作。
将棋無双第96番
連歩突き捨て趣向の1号局。攻め駒の有機的な連係が素晴らしい。無理・無駄・ムラのない手順でこういう風に作りたいものだと惚れ惚れする。
将棋図巧第43番
飛車鋸趣向の1号局。駒の動きを楽しむだけの趣向手順ではなく、序で打った銀を打歩詰回避のために消去する手段として飛車鋸を行うのが素晴らしい。収束も完璧で傑作。
将棋図巧第90番
序で限定遠打した4枚の香が収束で鮮やかに消えるのが美しい。中合の変化の簡潔な割り切り方、少ない駒数でスムーズに玉を盤上3/4周させる看寿の卓越したセンスに惚れ惚れとしてしまう逸品。
[sh: 24.好きな看寿賞受賞作は?]
これも選ぶのは難しい…あえて挙げるならこの辺りだろうか。
・平成28年度中編相馬慎一氏作(第13回詰将棋解答選手権チャンピオン戦)
序の伏線、飛の不成、打診中合が織り成す重層的な論理構成が秀逸で中編の理想形の一つだと思う。
・平成29年度長編田島秀男氏作(詰将棋パラダイス平成29年4月号)
飛打角合と角打飛合を繰り返して玉の周囲の成銀・成桂・成香を反時計回転させながら龍鋸を行う怪作。田島氏の作品は凄まじい作品ばかりですが、自分には絶対浮かばない発想という点でこれがナンバーワン。
短編は選べませんでした、すんません。
[sh: 25.上記以外でイチオシの作品は?]
これもあえて選ぶなら今村修氏作(詰将棋パラダイス平成29年8月号)かな…。打歩詰回避のために持駒の飛車1枚を歩1枚に不利変換するなら意味はわかるけど、飛車2枚を歩1枚に不利変換するのは論理的に意味がわからない(歩の代わりに飛車を打って詰め上げられるはずなので)。それを実現したトリックが秀逸。
[h: 想い編]
[sh: 26.今後どんな作品を作りたいですか?]
ストーリー性の濃い謎解きのある作品を作りたいです。攻方と玉方にそれぞれ好手があって、見応えのある攻防がある作品にしたい。難解なものよりも少し考えたらわかるくらいの程良い難易度を志向したい。
[sh: 27.詰将棋に関して目標はありますか?]
何はともあれ自分が面白いと思う作品を作り続けることが第一。この世界は凄い作家さんがワラワラいるので、凄い作品を作って人を驚かせる役割はそちらの方々にお任せします(笑)。
[sh: 28.今後の詰棋界はどんな流れになる?]
新しいものを作ろうとするなら古いものを知らないといけないが、マニアの脳内データベースに依存している現状ではいずれ限界が来るのではと思う。今後は、本当の1号局が見落とされてしまう事態が起きてもおかしくない(というか、もしかしたら今でも起きてるかも?)と思う。
詰将棋の発表媒体のフォーマットが詰将棋作家の文化や価値観を制約している部分はあると思ってて、特に詰パラのフォーマットが与えた影響は物凄く大きいと思う。詰パラはこれからも詰棋界の権威として君臨し続けるのか、それともメーカーを含め新興媒体が新たな価値観を形成していくのか、個人的には興味のあるところ。
[sh: 29.詰将棋をやってて良かったことは?]
自分の中で新しい世界が広がったことですかね。詰パラ本誌にとりあえず一作載せることができたので、自分の名前を世間にちょっとだけ残せたことに満足してます(笑)。
[sh: 30.あなたにとって詰将棋とは?]
趣味。(何かカッコいいこと言おうと思ったけど何も思い付かなかった…)