17手詰
#nezf0h8b_t
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2025/12/03
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【変化とまぎれ】
・多くの人の第一感は1手目▲3八馬かもしれません。
△3八同玉(馬を取る)ならば▲1八龍、▲3六龍、▲2七銀で詰みます。一例は▲2七銀△4九玉▲1九龍△5八玉▲5九龍△6七玉▲5七金△7七玉▲8七馬。
しかし△5八玉(馬を取らない)で詰みません。以下
▲5五飛(香を取る)には△6八玉。
▲5七金(△同香成は▲2五馬で詰み)にはやはり△6八玉。
▲5九銀打には△6九玉。
・1手目▲8九飛は比較的指しづらい手かもしれません。△8九同と、と取らせることにより、詰み形に近づきます。
▲8九飛に対して一段目に合駒を打つのは早く詰みます。
(ア)△7九銀合は▲3八馬。
以下馬を取る(ア-1)△同玉は▲1八龍、▲3六龍、▲2七銀で詰みます。一例は▲2九龍△5八玉▲5九龍△6七玉▲5七金△7七玉▲6六銀まで。(総手数13手)
馬を取らない(ア-2)△5八玉は▲5七金で詰みます。以下△同香成▲4七銀打△6八玉▲5七銀(成香を取る)△6九玉▲5八銀△同玉▲4八馬△6九玉▲1九龍(あるいは▲2五馬)まで。(総手数15手、香余り)
▲8九飛に(イ)△6九金合は▲3九馬△5八玉▲5九銀打△同金▲同銀△4七玉▲4八馬まで。(総手数9手、金余り)
5五香の利きの先に(ウ)△5九銀合は▲3八銀△5八玉▲5九銀(合駒の銀を取る)△6七玉▲7六馬まで。(総手数7手、銀余り)
・3手目▲3九馬は△5八玉▲5七金△同香成▲2五馬△4七歩合▲同銀△6九玉がまぎれ順の一例で詰みません。
・3手目は▲3八馬が正解。対して最善は△同玉。ただし△5八玉と逃げたときの変化が、比較的面倒なのではないかと思われます。これには▲5七金が唯一の詰み筋です。以下
(A)△5七同香成は▲6九銀△同玉▲8七馬△5八玉▲5九銀△同玉▲1九龍△6八玉(△5八玉でも同じ)▲6九龍まで。(総手数15手)
一段目への利きを残す(B)△5七同香不成は▲4七馬△6八玉▲6九銀△7九玉(△7七玉も同じ)▲7六龍△8八玉▲8七龍△9九玉▲9八龍まで。(総手数15手)
▲5七金を取らずに(C)△6八玉は▲6九銀△同玉▲8七馬△6八玉▲5九銀△同玉▲7七馬△6八歩合(△6九玉でも同じ)▲1九龍まで。(総手数15手)
『詰将棋パラダイス』2025年9月号高校
詳細は同誌12月号の結果稿をご覧ください。自分がこれまで作ってきた短編(17手以下)の中では、もっとも難しい作品のようです。
4手目までの変化とまぎれで解説の字数制限(1000字)を超えるので、以下はこちらに記します。
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・5手目▲3六龍は△4九玉▲3九龍△5八玉▲5九龍△6七玉▲5七金△7七玉がまぎれ順の一例で詰みません。
・6手目△2八合は▲1六馬まで。よって△4九玉と逃げます。
・7手目▲1六馬は△5八玉で詰みません。前半は4三馬を動かさず、7六の地点に利かせておくのがポイントとなります。
・7手目▲2九龍と追うのは△5八玉でやはり詰みません。龍を二段目に置いたままにするのもポイントです。
・7手目は▲5八銀が唯一の詰み筋。△同香成は▲1六馬までとなります。
・9手目は▲5七銀と上がって龍筋を通すのが正解。代わりに▲5九銀は△同玉、および△6七玉ならば詰みますが、△4七玉と金を取られて詰みません。
・10手目△6七玉は▲6八龍で詰み。4三馬が7六に利いています。
・玉が右サイドに来たのを見て、11手目▲2五馬が継続手。以下
△3六桂合は▲4八龍まで。
△5七玉(銀を取る)は▲5八龍△4六玉▲4七龍まで。(総手数15手で作意より2手短い)
・12手目は△3七玉が最善の応手。代わりに△5七玉と銀を取るのは▲5八龍△4六玉▲4七龍(総手数15手)で早く詰みます。
・13手目▲4八銀は△4六玉▲1六龍△4五玉▲3六龍△5四玉▲3四龍△4四金合がまぎれ順の一例で詰みません。
※5三桂の配置がないと、上記手順に進んだあと、▲3六馬△5三玉▲3三龍以下の余詰となります。また副次的ですが、最終17手目を▲4七龍だけに限定させる(▲3四馬では詰まない)効果もあります。
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