正面逃破
#no4odvemyh
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2025/05/10
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桂の逃げ駒における逃げ方の軌道が主張。
※逃げ駒・・・攻方は普通に進めると駒Xを取られてXを合駒されて詰まないので、別の手順でXを逃げておくテーマ
まず本作の背景として、将棋図巧第27番があります(下記参照)。
「詰将棋の誕生」では図巧27番に関する若島氏と上田吉一氏の対談があって、そこで以下の一節があります。
若島 よく考えてみたら、桂が逃げるのを作ろうとしたら逆方向に跳んで逃げるという、これしかないんだ。
上田 たぶんね。反対側に行かないと仕方がない。
(200ページ、原文ママ)
紛れと作意で同じ場所に桂を動かして、紛れでは取られて桂合で詰まない、作意では取られないので桂合できず詰む(もし桂合できたら詰まない)、というのを無理矢理やってみたのが本作です。
11手目からが本作のメインで、ここで単に73桂成は同玉45角74桂合で不詰(他の合駒なら詰み)。そこで61馬以下の手順で73を経由して81に桂を逃がすことで桂合を回避して詰む仕組みです(もし18手目74桂合が可能なら不詰)。
本作のキズは言わずもがな序の手順前後。最初に作ったのは下図で狙いを実現するだけならこれで十分なんですが、淡白すぎるんで序を付け足そうと思い、74香合を出そうとしたのが間違いで手順前後が消せなくなりました。
それよりも深刻な問題は11手目からの一連の手順が逃げ駒というテーマを表現したものと言えるかということです。図巧27番は異筋の攻めをしているのが一目瞭然ですが、本作は攻め駒が明らかに渋滞してるので作意も自然な攻めと思います。同書で若島氏と上田氏が述べられているように、図巧27番のように変わったことをやっているという印象を与えられないとテーマの表現にならないというのが正にその通りだなと思いました。
字数の都合上、変化紛れはコメントにて追記します。
以遠非限定は最短でお願いします。
手順前後の大キズがあります。全て解登録してますがご容赦ください。
若島正氏の「詰将棋の誕生」を読んで考えたものを形にしてみた。ニッチな狙いなので同書を読んでないと多分意味不明だと思います。詳細は解説にて。
※追記
よく見たら76王・85銀の配置は76銀で事足りてましたね…いつものことながらツメが甘いです😓
コメント(1)
Coughing
@oljjuautwb
2025/05/10 12:52
【変化・紛れ】
初手67王は74香合で不詰。
2手目74成桂は62金同玉53銀成72玉74飛同龍64桂同龍45角74桂合63角成同龍73歩以下早詰。
3手目は62金と74同飛の手順前後が成立。3手目74同飛の場合は5手目73香と62金で更に手順前後が成立。
11手目73桂成は同玉45角74桂合、同玉65桂72玉61馬同玉34角同龍、いずれも不詰。
14手目52合駒は62銀成同玉73香成以下早詰。
18手目は74桂合ができれば詰まないが売り切れ。香合以外は73香以下早詰。
最終手は75以遠でも詰み(以遠非限定)。
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