角⑥類型紹介【大道棋類型辞典オンライン】
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解説あり (747字)
82角~73角成の空成りで次の72馬を狙うのは有力に見えるが、84桂の移動合で92地点を空けるのがうまい受け。
以下、72馬、92玉と角を取って攻めるが、61飛がよく守備に利いていて妙に手出しのできない形になる。
82角~64角成と一番高い金を取るのが当然ながら最も有力な詰筋。
金を取れるだけでなく、82角、81玉、64角成、85龍(82に利いてきて82金とは打てない)に72香成とさらに角も取れるからだ。
たとえば本局から95金配置を除くとこの順が正解となり、72香成、同玉に94角捨てが決め手で同龍に82金迄。
82角~93角成と桂を取るのも有力で、本局はこれが正解。
普通の受けでは73桂で詰んでしまうので、83角の移動合で72地点を空けるのが唯一の受け。
この後の攻めは、移動合の角を素直に取る手と、73桂~61桂成で飛を取る順がある。
本局は移動合の角を素直に取り、その角で守備龍を清算、奪った飛で追い出す手順となる。
5段目から上部に逃げられる形となってしまい、普通の詰将棋ではこれが正解になることはまずないので読みを打ち切ってしまいそうだ。
しかし本局に限らず大道棋ではこのような追い出し手順が正解になることが多々あるから恐ろしい。
14手目55玉は64銀生、45玉、55龍、36玉、46金、26玉、48馬、37歩合、35龍、16玉、28桂、17玉、15龍、28玉、19銀、27玉、18銀、28玉、17龍、19玉、37馬迄。
22手目88玉は58龍、78金合、66馬、89玉、88金以下。
改作の工夫として、初形62地点を塞がないかわりに52・53の2カ所を塞ぐ方法もある。
その場合、初手82角に62玉は73角成、71玉、72馬迄。
詰将棋おもちゃ箱管理人の加藤徹さんが創作した類型。
初手は誰が見ても82角の一手だが、さて角をどこへ開く?
知名度★★☆☆☆ 初出は1997年。作数がまだ多くない。
初形★★★★☆ 玉周辺の駒の密度がやや高いが、原型は4×5に収まる。
誘い手★★★★★ 角を打った後、開き先の候補がたくさん。質駒を取っても、あるいは空成の73でもすぐ詰みそうに見える。
発展性★★★★☆ 詰め筋は豊富だが、枠内に駒を追加しづらい。91・94・95の駒種は変更の余地がある。
・主な詰め筋
82角、81玉、73角成、85桂、72馬迄5手?
→82角、81玉、73角成、84桂跳!、72馬、92玉
82角、81玉、64角成、85桂、82金迄5手?
→82角、81玉、64角成、85龍、82金、同龍
82角、81玉、93角成、85龍、73桂迄5手?
→82角、81玉、93角成、83角(移動合)!
※本作は普通詰将棋としても完全作になるように創っています。
※28手目は歩合希望限定。歩合以外は別詰(変同余詰)成立。変同余詰解は解登録していません。