盤面
SFEN?

隠し芸

#elmpk2usz0
10 2025/03/17
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・玉方が特定の応手を挟むことである変化手順が不詰になり、対して攻方は伏線手で不詰を解消することで本手順に合流するという、変化手順の成否を巡る攻防が主眼。本作の場合は序の8手がそれです。
・2手目合駒はタダなので75玉が実戦的には普通だが、この場合は76香以下詰み。歩の捨合で香を釣り上げてから75玉が狙いの手順で、76香だと後の42玉の変化が不詰になっている(2手目75玉の時は42玉は早詰で52玉が正着)。そこで攻方は76香に代えて76歩〜75香の伏線手でこの不詰を解消し、玉方は52玉と逃げる他なく収束する、という構成。
・自然な攻めが罠で妙防で詰まない、という展開はしばしばあります。詰将棋では玉方は基本受け身の姿勢で、攻方の誤着手を咎めて不詰にすることはできても、能動的に不詰筋を作り出すのは難しい。というかそれができたら不詰作になる。そこをちょっと頑張ってみました。
・自分的には難しいテーマに挑戦してみたつもりなんですが、出来上がったのを見返すと妙味のない凡作になってるような……面白くするにはもう一工夫二工夫必要ですかねぇ。
 
【変化・紛れ】
初手85香や87香は75玉76香64玉55馬53玉54馬「42玉」で不詰。以下44香51玉63馬56飛成41香成61玉62歩71玉で、王がピンされているため73香不成とできない。初手86香は73香不成を可能にするための限定打。
2手目75玉は上記のように73香不成が可能になるため、76香64玉55馬53玉54馬「52玉」64桂以下早詰。85捨合で香を釣り上げるが、桂合は同香75玉76香64玉55馬53玉54馬で、①42玉は44香51玉63桂、②52玉は44桂61玉43馬、③62玉は53馬、いずれも早詰。歩合が正解。
5手目76香は上記のように42玉と逃げられて73香不成ができないので失敗。76歩〜75香が好手順で、42玉と逃げられても73香不成ができるので詰む。
6手目64玉は55馬53玉54馬52玉64桂以下早詰。65玉は55馬76玉68桂以下早詰。
8手目65玉は6手目65玉と同様の手順で早詰。
13手目44桂は61玉で不詰。
20手目は成非限定の変同。成を解登録してます。

成非限定は成でお願いします。
なんとなく思い浮かんだものを形にしてみた。作品というよりは素材。素材というには舞台装置が大きすぎるけども。詳細は解説にて。


    コメント(4)

    テンコ @er_56gcf7x
    2025/03/17 17:44
    序の8手の応酬の何と深いことか! ただ、収束が妙味に欠けるのは確かで、序に打った香が捌けないのもちょっと残念。とても面白い狙いなので、ぜひブラッシュアップをお願いします^^

    Coughing @oljjuautwb
    2025/03/17 18:03
    To: テンコ さん
    ありがとうございます(^^)
    玉方の応手で味を出そうとすると合駒を高くしたり動かしたりって発想になりがちですが、地味な手でどこまでコクを出せるかという問題意識も背景にあったりします。
    収束は最短を意識しましたが、馬捨てや8筋の香捨て(7筋の香は捨てるとテーマが成立しないので残す)を入れる方向で推敲を考えたいですね。

    これおもろいですね〜
    掛け算的な表現になってますよ。
    歩香重ね打ちのテーマにこういう発展の仕方があったとは。

    Coughing @oljjuautwb
    2025/03/18 13:56
    To: シナトラ さん
    ありがとうございます(^^)
    変化手順の成否に注目して作ってみたのは今回が初めてで、歩打ちのような普通なら地味な手にも味わいや奥行きを与えられる点は作っていて勉強になりました

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