詰将棋のツクリカタ
#rw2sqlej3r
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2025/04/13
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私は「基本的に正算」で作っています。
創作方法は「正算」と「逆算」があります。
正算は初期配置から手順を考えて作っていく方法。逆算は詰上がりを想定し、巻き戻して不完全にならないように作成する方法です。
「作り方」が普及しないのは作家も「自分の創作方法」しかわからない、ということもあるかもしれません。
私の作成方法は「純粋な正算」でもありません。
作成順序は次のような感じです。
(1)いくら駒数が多くなっても余詰があっても、力業で想定作意手順を作る。
しっかり詰将棋を作るには「逆算」が好ましいといえます。正算の弱点として「吾輩は正算詰将棋作家である、収束はまだない」の図が量産されることがあることです。
(2)逆算で作りなおす
ここから「純粋な正算作家」とは別の方法になるかもしれません。私は次に(1)の余詰だらけの不完全想定作意原図を「逆算」で作りなおしています。純粋な逆算はできなくとも、すでに手順が決まっていていれば意外とすんなりいきます。この逆算再作成により、駒配置、紛れ、変化を整え余詰がないように巻き戻していきます。
正算でずっと作りつづけると駒効率がわるくなり、また、余詰防止だらけの配置となる可能性もあるので、この方法が個人的にはおすすめ(というより自分の方法しかおすすめのしようがない)です。基本正算で作っていても比較的、最少ロットで動くようなります。
(3)パフォーマンスを考えて配置する(本作参考)
①頭2手を省くか入れるか、その後の手順のように「同香」の連続移動を主張。
②13金が絶妙手にみえるように。例えば、頭2手を省き、14歩を配置すると13歩成となりますが、どちらがいいかの比較をする。
③13に捨てるのは、どの種類の駒がいいか(大駒(角成)がいいと判断)。
④13に捨てるのは、持ち駒がいいか置き駒がいいか。
13角成~25桂の打ち換えを入れず34桂~13銀とすると、33桂成が実現できず不詰。収束伏線のための打ち換え。→置き駒の方がよいと判断
⑤11は歩がいいか、香がいいか。14桂~13角成で香取らずが好感触のため香と判断。11歩だと、歩をとる13角成をいい手と思わないのでつりあげ効果減少。
香の連続つりあげと、収束伏線(33桂成)の角から桂の打ち換えが狙いの作品。
monomiyuさんのアレンジ作品。
#hmanga91lt をお解きの上、挑戦いただけますと幸いです。コメントに文字数制限があったので問題として作成してみました。
「詰将棋の作り方」それは、もっとも初めの一歩的なテーマであり、もっとも崇高なテーマなのかもしれない。誰しもものごとを始めようとするとき、参考となる「入門書」やネットの情報を漁って調べようとするもの。しかし、こと「詰将棋の作り方」となると、その情報がとても少ない。
ほとんどの詰将棋作家が手本となる作成方法が少ない中、模索しながら創作を始める。詰将棋の作成方法は、理論的に確立できるものなのかもしれないし、できないものなのかもしれない。
現状、作り方は十人十色。それぞれの詰将棋手法や詰将棋創作にあたっての話があると面白そうで、新たな発見もありそうだ。
コメント(2)
monomiyu
@tdxg5fh7tn
2025/04/13 11:15
意匠を凝らした改作に加え、詰将棋創作の指南までしていただきありがとうございます。非常に勉強になります。
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盤上の狼
@ncqsyrnaob
2025/04/13 14:36
To: monomiyu さん
こちらこそ勉強になりました。
原作品は一生懸命作った形がみえ好感でした。まだ、一年目!?で力作。楽しんで作れるといいですね。指南とはおこがましい限りです。自分の創作過程の独り言です。
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