盤面
SFEN?

過去の置物4 (成不成非限定、変長あり)

#vlvojfr7fd
4 2021/08/03
Fairy
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まともに初手2二飛成や2二銀成or不成から入るのは、2二の地点は玉方が数で優っている為、攻めが切れてしまいます。
 
正解は1二飛(成不成非限定)、同馬として、そこで2一角成と切る手があり、同馬に2三桂で詰みです。
 
…と、ここまでは都合の良い話ですが、2一角成に同玉とすると、3一龍、同玉、3二銀で7手詰の駒余りで、いわゆる変長になってしまいます。
 
ここからは蛇足ですが、実は実戦の詰み局面では桂余りで詰む手順だけでした。しかし、それをそのまま問題に出すと完全な不完全作です。
よって、ちょっと工夫して敢えて桂余りの変長を残して作りました。
 
変長というのは妙なルールであると個人的に思っています(最後だけ協力詰みたいな感じです)。
長編作の救済措置と見られていますが、是非はともかくとして、導入された経緯や、導入した先人の考えが気になるところです。
 
以前取り上げた最善詰では長手数の余詰や迂回手順、非限定が解決できる利点があります(変同はそのまま)。しかし、変長は最善詰だと不完全作になってしまいます。変長は伝統ルールの中でしか生きられないのですが、伝統ルールでも肩身が狭いのが厳しいですね。

通常ルールです。穴熊型のつもりでしたが、あまり原型をとどめていません。
 
※解説は半分以上、余詰談となっております。ご容赦下さい。


    コメント(8)

    keima82 @rzfdbcyvfu
    2021/08/03 01:36
    33銀の代わりに33香にすれば変長は消せると思います。

    eīs @hjfe_4njp-
    2021/08/03 12:32
    To: keima82 さん
    なるほど、香なら同手数の駒余りにできますね(1三銀も要らなかったかな)。
    どうにもならない変長ならまだしも、駒を一つ変えるだけで解決してしまうと、改善の余地ありとみなされてしまいますね😓。
     
    変長は伝統ルールの救済措置として採用されていると思うのですが、作意として意図的に変長を取り入れることはできないかと考えています(あくまでフェアリー的な考え方です)。
     
    例えば、最終手前に非常に見えにくい絶妙手(もしくは玉方がまるで協力しているかのような手)があって普通に指すとと変長の駒余りになってしまう詰将棋。
    もう一つは、普通に指すと駒が余らず平凡に詰んでしまうが、じつは変長手順のなかに絶妙手があり、それが真の作意であるという詰将棋(妙手変長と言えばいいでしょうか、下手すると解答者に対する挑発になってしまいますが)。
     
    伝統ルールで変長が不完全作とみなされるのであれば、いっそのこと【変長】というフェアリーのカテゴリーを作ってみることも考えたのですが、それによってどんな効果が期待できるのか未知数ですし、フェアリー側からも受け入れられない可能性が高いですね。
     
    脇道に逸れた長文失礼致しました。

    To: eīs さん
    変長は救済措置として採用されている、という言い方は正しくありません。昔は普通に完全作の扱いでしたが、時代とともに許容されなくなってきたものです。変長、妙手説、などでググると、ざっくりした歴史がわかります。
    なお、ここへ変長作を投稿する場合は、その旨コメントしておくほうが、解答者の混乱回避になり無難かな、と思います。

    keima82 @rzfdbcyvfu
    2021/08/03 14:34
    To: eīs さん
    変長ルールをフェアリーにということですが、それは変長駒余りの順を作意とすると言うことですよね?だとすると、最終図が駒余りになる作品を詰将棋メーカーの仕様上投稿できるのかどうかが問題となってきそうです。

    eīs @hjfe_4njp-
    2021/08/03 19:24
    To: まめオニ さん
    すみません、過去の歴史は不勉強なもので考慮に入れておりませんでした。
    現代においては「本当は変長がない方がいいけど、やむを得なければぎりぎり許容範囲(ただし、作品として通る保証は無い)」という認識だと思っております。
     
    変長の記載は今後するようにします。

    eīs @hjfe_4njp-
    2021/08/03 19:59
    To: keima82 さん
    駒余りではないほうを正解手順に設定して、変長駒余りは解説で補足するという形式を取るかもしれません(手数が違うので複数解も無理ですし)。
     
    最初に例を挙げた正解手順の方が妙手という作りであれば特に問題はないと思います。
    平凡に指すと変長手順で詰んでしまう→それは凡手解です、と解説で補足するぐらいなら許されるかなと。
     
    2つ目の変長手順が妙手の場合がどうなのかですが、今考えるとさすがに投稿する勇気はないですね(そもそも作れませんが)。
     
    今までの変長作は変長の分岐点になる前に妙手がある場合がほとんどだと思うのですが(変長はキズだけど、それまでの妙手が素晴らしいから作品として認めるというスタンスかと)、変長の分岐点そのものを妙手か凡手にしてみようというのはどうかと考えています。
    (すみません、こんなことばかり考えているもので、フェアリーネタを考えている人の戯言と思って下さい。)

    keima82 @rzfdbcyvfu
    2021/08/03 23:18
    To: eīs さん
    「作意が妙手で変長は凡手」だと、よほど上手く作らないと評価を得るのは難しそうですね。仮にわざと変長を用意したとしても、解き手からしたら、「大キズを消せなかった残念作品」と見られてしまう可能性が高いでしょう。ただ、世の中には変同を利用したツイン解みたいな作品が一定の評価を受けた事例もあるので、絶対ダメとは言いませんが…。
    ちなみに少し補足すると、変長がギリギリ許容される可能性があるのは、「玉方が中合等(ルール上は無駄合ではないがほとんど得にならない捨合)で手数を稼ぐケース」で、解く側もすぐに気づかずスルーされることはあります(僕も気づかず1問だけ出してしまいました。→#auubdimd0u)。ただ、本問のように合駒が絡まないケースは(しかも短手数)は、ほぼ不完全作に近い扱いを受けています。

    eīs @hjfe_4njp-
    2021/08/04 13:38
    To: keima82 さん
    紹介して頂いた#auubdimd0uの作品を拝見しましたが、とても参考になりました。あの中合いも気付きにくいという意味では、妙手の類いになるのでしょうが、変化手順の中にあった妙手を見落としたという例もあるんですね。
    紹介作品も初形が簡素な良作なので、確かに下手に修正して形を乱すよりは、変長は許容範囲として認めるほうが良いという理由がわかりました(昔は変長が作品として認められていたのも、こういう部分を先人の方々が大事にされていたのかなと推測しております)。
     
    意図的に変長を取り入れる場合は、それなりに設定を工夫しないと、作品として受け入れられそうにないことは理解できたと思います。
     
    すみません、こんな微妙なテーマを長々と引っ張ってしまいまして、また一つ勉強になりました。ありがとうございました。

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