拙作(#evlqjf4br2)で扱った構想(便宜上、紐消駒打と仮称します)の補足説明。記事機能のテストも兼ねて書いてみました。
ここで紐消駒打とは、以下の条件を満たすものとします。
【状況】
・盤上の攻方駒Aが地点pに利いている。
・pにはA以外の攻方駒は利いていない。
・攻方は持駒Bをpに打てる。
【手順】
1. 攻方はAを移動または捨てることで、pへの攻方駒の利きを消す。
2. 攻方駒の利きがなくなったpにBを捨駒で打つ。ここで捨駒とは玉方駒に取られる地点に攻方駒を打つor動かす手の意。作意手順においてBは取られても取られなくてもよい。
【注意点】
pにBを打たれた時の玉方の応手は、手順1を行う前と後で減ってはならない(増えるのはok)。
原理図の例1
香の紐付きで84銀と打つと82玉以下不詰となる。83香成同玉で紐を消してから84銀と打つと香を消去した効果で詰む。
原理図の例2
角の紐付きで84銀と打つと92玉以下不詰となる。93角成同玉で紐を消してから84銀と打つと角を消去した効果で詰む。
該当しない例
飛車の紐付きで84金と打つと92玉と逃げられる。ここで94飛同玉と紐を消して84金と打つのは92玉と逃げる手がなくなっているので非該当。
一番作りやすそうな構図は下図のような感じと思います。
84銀と紐付きで打つと8筋の二歩が祟って不詰。そこで84歩〜83歩成の原型消去で紐を消して84銀と打って詰ますイメージ。この原型消去はよくある形なので膨大な前例があると思われます。
捨駒にならない駒打をあえて捨駒にする行為なので、不利感の強い面白い手順になるポテンシャルはあると思う。さらに言えば、紐駒Aや捨駒Bは高ければ高いほど不利感が増して妙味が高まるはず。拙作は紐駒を飛車、捨駒を金にしてみたが、紐駒を捨てる手が駒取になるという欠点が痛く、不利感がだいぶ薄まってしまった。上手い人ならどう作るのか見てみたい。
ここまで書いておいてなんですが、これは構想というよりは既往手筋(手順)として多くの作品に組み込まれていそうではある。構想と手筋の境目ってよくわからないんですが、構想扱いされてなかったタダの既往手順を私ごときが構想と主張するのは憚られるところ。そういうわけで、似たようなことやってる有名作とかあったらぜひ教えてください🙇