金少桂
@kimsoke951詰パラ大道棋教室担当、前衛詰将棋作家。
普通の詰将棋とは少し違った世界をお届けします。
自作の引用について、大道棋作品を大道棋屋が大道出題する場合のみ出典不要としますが、何本取ったか後でコメントくださると励みになります。
2024年詰将棋全国大会 紀行文
【第7章 詰将棋全国大会2024 後編】
いよいよ第2部、お楽しみのアトラクションだ。
今回の企画は司会の石黒さん考案「詰将棋ビンゴ」。初めて聞く組み合わせだ。
ビンゴカード自体は普通の5×5のビンゴ。1列ビンゴを達成すると山梨名物・詰棋書などの景品がもらえるらしく、目玉賞品は一升瓶ワインだ。これは石黒さんも虎視眈々と狙っている。
普通のビンゴと違うのは、詰将棋の問題が出題されて正解者が好きな番号を指定できるところ。
ただし正解は1人1回(正解すると以降解答権なし)、また自分の番号でビンゴ達成は禁止ということで、
いつ解答権を行使するか戦略性があるし、詰将棋が解けなくても他力でビンゴできる楽しみがある。
詰将棋だけかと思いきや、第3問で「武田信玄公の父の名は?」といったように、ご当地クイズも混ざっていて意表を衝かれる。
なんと5問目で早くも最初のリーチ者が出る。一方、自分の番号は1つも開かない。
(つづく)
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2024年詰将棋全国大会 紀行文
【第6章 詰将棋全国大会2024 前編】
最初のプログラムは関係者の方々のご挨拶。
実行委員長の柴田さんからは記念詰将棋について「玉はもとの3一で詰みます」というヒントをいただいた。序盤で詰まって全然本筋に入れていないので、残念ながら全く何のヒントにもならなかった。
編集長の水上さんは私と同じく関西在住。甲府への移動が大変という話があった。
水上さんもルート選択には迷われたようだが、なんと私が真っ先にボツとした(笑)新幹線で静岡→特急「ふじかわ」のルートを採用されたようだ。案の定、静岡から甲府だけで2時間以上もかかったようで、愛煙家の水上さんにとっては大変だったのではないか、察するに余りある。ただ、「ふじかわ」ならではの楽しみもあったようで、それが詰将棋用語としても使われる「スイッチバック」。静岡駅を出たあと、富士駅で東海道本線から身延線に入るところで進行方向を変えて逆向きに進み始めるらしい。情緒のある列車で貴重な体験ができたとのことであった。
吉松さんによる幹事会報告の間は、吉松さんに代わってカメラを担当した。
(つづく)
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2024年詰将棋全国大会 紀行文
【第5章 いよいよ甲府へ】
朝10時までのんびりした後、全国大会会場の甲府へ向かって出発。ホテルから上諏訪駅までは1.4kmあって徒歩20分くらいかかるところだが、駅まで無料送迎のサービスがあったので前日のうちに利用を申し込んでおいた。
この無料送迎の朝10時の便の利用者がなんと自分1人のみで実質貸切。1泊9,000円でここまでサービスしてもらえるとなんだか少し申し訳ない気持ちになる。
車だと5分ほどで上諏訪駅到着。10時33分発のあずさ18号の発車時刻まで少し余裕がある。
こんなときこそ、上諏訪駅名物の足湯。待ち時間も快適に過ごしながら列車の到着を待つことができた。
特急あずさで上諏訪から甲府までは40分ほどの鉄道旅。道中、富士山が見えることを期待して進行方向右側の窓側の指定席をとっておいたのだが、あいにくの曇天。残念ながら車窓から富士山の雄姿を拝むことはできなかった。
(つづく)
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2024年詰将棋全国大会 紀行文
【第4章 上諏訪で宿泊】
下諏訪駅へ戻り、15時48分発の普通車で1駅、上諏訪到着。ここで目を引くのはなんと言っても駅構内に上諏訪温泉の足湯があること。ゆっくり浸かっていきたいところだが、これは後の楽しみに取っておく。諏訪観光汽船(諏訪湖を1周する遊覧船)の最終便が16時半にあり、こちらを優先したからだ。
駅から歩くこと数分、諏訪湖が見えてきた。遠くには対岸、岡谷でダッシュして行った釜口水門もうっすらと見える。
湖畔を吹く風はいくぶん涼しく感じた。湖畔公園を少し歩いて遊覧船乗り場到着。巨大な白鳥型の船が目立っている。「すわん号」という名前らしく、洒落が利いている。さっそく乗船券を購入。
遊覧船からはこれまで巡ってきた下諏訪・岡谷の町並みを湖上から見渡せるほか、諏訪湖の8月の風物詩、諏訪湖祭湖上花火大会の花火打ち上げ地点の初島神社(湖上の人工島)も近くから拝むことができた。
約30分の諏訪湖クルージングを終えて17時。ちょうど良い時間なのでいよいよホテルへ向かう。
(つづく)
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2024年詰将棋全国大会 紀行文
【第3章 諏訪大社下社参拝】
次の目的地は諏訪大社の、下社春宮・秋宮。最寄りの下諏訪駅までは岡谷から僅か1駅である。
1駅といえど都会の1駅とは違い約4km、関西でいえば梅田~難波に相当するくらいの距離があり思ったより長い。
下諏訪駅に到着して降りようとしたが、なぜかドアが開かない。あれっと思っていると、後ろの乗客がドア横のボタンを押して降りていった。なんと開閉ボタンを自分で押さないとドアが開かないしくみだったようだ。
おそらく、このあたりはローカル線で、乗降する乗客が少ないのでこういうことになっているのだろう。
下諏訪駅のホームには注連縄や万治の石仏(レプリカらしい)が展示されている。改札を出て振り返ると、駅舎はまるで旅館のような趣のある立派な和風建築。御柱も立っている。このように駅から既に神聖的な雰囲気たっぷりで、諏訪大社参拝ムードを盛り上げてくれる。
(つづく)
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【第2章 岡谷を疾走】
岡谷駅周辺の目当ては藤島神社と洩矢神社。建御名方神と、諏訪地方の土着神である洩矢神の抗争の舞台とされている場所だ。
建御名方神と洩矢神の2柱は、それぞれ東方風神録6面ボス八坂神奈子様とExボス洩矢諏訪子様のキャラクターのモチーフになっている。
また、この古代の抗争は神奈子様と諏訪子様の関係性や、諏訪子様のスペルカード「諏訪大戦 ~ 土着神話 vs 中央神話」などの元ネタにもなっている。
まずは建御名方神(神奈子様)の陣地である藤島神社を目指す。岡谷駅からは徒歩約1km。
線路沿いに戻る方向に歩いて行くと天竜川が見えてきた。ここから川沿いに進むと見えてくる中央印刷さんの建物が目印で、天竜川から見て裏側に回ると小さな祠がある。これが藤島神社だ。さっそく参拝。
藤島神社と天竜川の間は中央印刷の敷地となっているのだが、藤島神社から天竜川を臨む方向だけ建物が建てられておらず、天竜川の対岸の方まで見渡せるようになっていた。これは対岸の洩矢神社の方への視界を遮らないようにとの配慮なのであろう。小さな祠でもしっかり信仰が残っている証左だと実感した。
(つづく)
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【第1章 一路、諏訪へ】
詰将棋全国大会前日の7月13日の朝7時半、いよいよ諏訪へ向かって出発した。
まずは新幹線に乗るために新大阪駅へ向かう。南海沿線民にとっては、新大阪駅は地味に遠い。
南海沿線から新大阪へ向かう場合、通常は大阪メトロ御堂筋線を使うのが便利だ。
だが今回はあえて新今宮駅から大阪環状線・JR京都線経由で新大阪駅というルートを採用した。
大阪~甲府の乗車券の場合、大阪市内どこからでも乗ることができるため、新今宮駅からJRに乗れば新大阪までの運賃が浮いてお得だからだ。
新大阪駅で最初のピンチ。祝日を含む3連休の初日だけあって、新幹線改札はいつ入場できるかわからないほどの大混雑だ。
時間に余裕を持たせていたはずが、思ったよりギリギリで焦るハメに。これは一つ勉強になった。
予定の新幹線に乗り込んでしまえば、名古屋までは爆速で僅か45分。
10時発の特急「しなの」に乗り換えると、車窓風景がどんどん都会から田舎、そして山間の渓谷部へと移っていき、旅行ムードが盛り上がってくる。
名勝「寝覚の床」も見ることができてあっという間の約2時間で、塩尻駅に11時54分到着。
(つづく)
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2024年詰将棋全国大会 紀行文
今さらですが、2024年7月の詰将棋全国大会の参加記を書きます。
詰将棋と関係のない東方Project要素を多く含みます。あらかじめご了承ください。
【第0章 参加決定までの経緯】
年に一度の詰将棋ファンの祭典、詰将棋全国大会。
2024年の開催地はこれまでの法則通りであれば関東地方だったのだが、
発表された開催地はなんと甲府。
甲府!? 山梨県、中部地方だよな……。
でも東京よりは近そうだ(※大阪府在住)と思い、少し興味がわいた。
なんとなく乗り換え案内を検索してみる。主な行き方は次の3つのようだ。
①新幹線で名古屋まで行き、特急「しなの」で長野方面へ向かい、塩尻駅で特急「あずさ」に乗り換えて甲府へ。
②新幹線で思い切って横浜まで行ってしまい、横浜線で八王子に出て、特急「あずさ」又は「かいじ」で甲府まで戻る。
③新幹線で静岡まで行き、特急「ふじかわ」で甲府へ。
なんだか思ったより行きにくそうだなぁと感じる。
(つづく)
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【構図】
攻方:なし
受方:51歩、57玉、66香、67香、68香、7~9筋に適当に大駒4枚(78、79の2カ所を大駒で埋めると更に詰みやすい)
持駒:金4銀4香
初手59香に合駒がないので46玉と逃げる一手で、後持駒が金4銀4で詰みそう。+1~2枚でうまくまとめられるかどうか。
人間の読みで『創作』できる感じの内容ではないので、柿木等を使っての『捜索』になる。有志は是非挑戦されたし。
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樹雷さんのお題「持ち駒に飛、角、桂がない無地掛」
詰むだけでよければ盤面9枚の構図が容易に作れる。
詰将棋として+1~2枚で仕上げられる可能性は十分ありそう。
でも創作というよりは捜索になりそう(しかも余詰検討にやたらと時間がかかるタイプ)で、あんまモチベーションがわかないなぁ。
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開始してから毎日ノンストップで更新してきた大道棋類型辞典オンライン。楽しみにされている方には申し訳ありませんが、明日から正月休暇に入るので不定期更新とします。
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大道棋教室で出題中の坪倉新型の紹介。
解説まで読んでくれた人にだけ大道棋教室のプチヒント。
今月出題4作のうち、①の筋が2作、②の筋が1作、その他+αの筋が1作です。
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大道棋普及のための新企画として、大道棋類型辞典オンライン版を考えている。『大道棋類型辞典完全版』(加藤徹・著)があるが、これは非売品で流通部数も少なく、一般の方々が気軽に読めないのが難点。そういった問題を解決するために、みんなが読めるここでやってみたい。
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